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天風の大往生

  
中村天風の大往生

 中村天風は大往生を遂げました。その死は、安らかなものだった、と最期を看取られた、秘書の野崎郁子さんから、私は聞きました。最後まではっきりとした意識があり、最期のことばは
「それじゃ、先に旅に出るからね」
という、気軽な一言だったそうです。
 享年92歳。1968年の12月1日でした。
 死の前わずか2,3カ月の間、自宅で静養されておられただけでしたから、私たちには、「先生はポックリ逝かれた」という印象がありました。

 天風が帰霊(他界することを天風は帰霊と表現することを好んだ)された2週間まえに、天風をその病床に訪れた方の話を、聞いたことがあります。その話をここに書きます。

 その方は加藤玉井さんといます。彼女は、京都の服飾デザイナーで、東京の編物学院でも教えおられました。天風先生を若いころから知っていた、珍しい方でした。

 玉井さんがお見舞いされた日、天風先生は、自宅の広い和室に、派手なパジャマを着て、ベッドのうえに背もたれをして、楽々と坐っておられたそうです。
 そして、玉井さんは、枕元にあった、ドイツ語の分厚い本に気がつかれました。
「そんなドイツ語の、こまかい文字をご覧になって、だいじょうぶですか」
と、玉井さんはたずねました。すると、先生は、
「死のまぎわまで、学び続けた人の魂は、天才となって、ふたたびこの世にもどってくるのだよ」
と、お答えになったそうです。

 先生がどれほど本気で、それをおっしゃったかは、私には疑問です。なかば冗談のように、軽く言われたのでしょう。

 その日、先生は元気に、ニコニコと、休むことなく話をされたそうです。先生は、いつもと変わらぬ、力強い声で、
「あなたも命の尽きるまで、服飾の仕事をつづけなさいよ」
と、励まされたとか。

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沢井淳弘の講義

沢井淳弘は「湧くわく本心塾」で、つぎのように、レクチャを行います。
題目「健康を確保するための自然法則」
日時 6月15日(土曜日)午後1時より、1時間半
場所 JR吹田駅のすぐ東側の「吹田サンクスホール」第一会議室
内容 中村天風から最初に習った科学的な講義です。心のもちかた、心の使い方、身体のもちかた、身体の使い方について、それぞれの自然法則を明らかにし、それに対して天風が創案した実践方法をのべ、天風哲学の全体像をお話します。20人くらいの出席者を予定しています。

天風塾をよろしく

今年の5月20日に「沢井淳弘・天風塾」を立ち上げました。
おかげさまで、すでに5件の個人レッスンと、2つの講義の依頼をいただきました。ありがとうございました。

6月末には、オーストラリアから遠路はるばる、私の個人レッスンを受けにくる方がございます。
この方は、すでにインドでヨーガ講師の資格を取得した方ですが、
「沢井先生の本を読んで、ヨーガがほんとうに良く分かり、この人から直接、天風哲学を習いたいと、思います」
と言われて、京都に来てくださいます。ありがとうございます。

7月に入ると、沢井淳弘は信州の山荘に移ります。
8月末に信州のある研究グループ(SRF)の方々に、天風哲学の話をさせていただきます。
8月いっぱい信州に逗留して、9月初めに京都にもどります。

信州の連絡先は次のとおりです。
〒391-0301 長野県 茅野市 蓼科高原 鹿山村 B2地区 沢井山荘
Tel: 0266-67-6768 email: sawaix@live.com