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鏡の自己暗示法 10月6日
 天風は、サラ・べルナールから、「鏡の自己暗示法」を習ったのではないか、と私は考えています。なぜなら、天風がフランスの心理学者から「鏡の自己暗示法」を学んだと言っていますが、そのリンドラー (Lindler) という心理学者は、存在しないからです。
 それに、サラ・べルナールのような舞台女優が、その役になりきるために鏡をつかって自己暗示を行うことは、きわめて効果的で、ありそうなことだからです。


 サラ・べルナールが住んでいた、伝説的なパリの豪邸がどこにあるのか? これは、日本人には長い間ナゾでした。サラ・べルナール邸は、かって天風が、1909年に滞在した場所といわれています。
 サラ・べルナール邸は、伝記によると、ペレール通り120番地となっていますが、そこへ行っても、どの建物が、サラ・べルナールの邸宅だったのか、特定することが難しいのです。

 そのまえに、そもそもサラ・べルナールの邸宅が残っているのか、が一般的に不明なのです。

 私は数年前、2006年の9月、パリに滞在したことがあります。
 そのとき、幸運にもサラ・べルナールの邸宅をつきとめることができました。
 そのころちょうど、2人の友人がパリにおりましたので、助けを求めました。友人の一人は、パリのアパルトマンに30年も住んでいて、フランス人に日本語を教えている人です。流暢なフランス語をしゃべり、パリのことにくわしい人です。

 ところが・・・私がパリに到着したその日に、
「サラ・べルナールの邸宅については、いろいろ手を尽くして調べましたが・・・そのようなものは今ではないということです」
と、断言されました。

 でも、私は諦めきれずに、とにかくサラ・べルナールが住んでいたという、ペレール通りを、端から端まで歩くことにしました。妻といっしょでしたが、約10数キロ歩いて、足が棒のようになりました。細かい雨のそぼ降る、初秋のパリの住宅街でした。
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