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心が傷ついたとき



心が傷ついた時 2017.5.25

TEDというNHKの深夜番組で、ガイ・ウインチという心理療法のセラピストが、
レクチャをしているのを見ました。
彼は、肉体が傷ついたとき、人はすぐにクスリをつけて手当をするのに、
心が傷ついたとき、何もしないでほっておく。
そして、その傷は、種類によっては、人生を破壊する危険性すらあると説く。
心が傷ついた時も、適切な手当が必要だといいます。

心が傷ついたというのは、
たとえば、だれかに自分が厳しい批判を受け、自信を失った時などです。
そんな時、彼は
「なにか他の事をやって、気をまぎらさせて、いやなことは忘れるとよい」
という処方箋を与えています。
これが彼のレクチャの結論です。

このような彼のレクチャはたいへん人気があり、著書もよく売れているのです。

しかし、この問題をもう少し、具体的に体験的に深く穿鑿すると、
彼の処方箋は、かなり“いかがわしい”ということがわかります。
なぜなら、自信を失ってSelf-esteem(自己肯定感)が傷ついたとき、
その傷が浅ければ、気分転換のためにモーターボートを海に走らせて、海釣りでもすればいい。
しかし、自信喪失で心が折れてしまったようなとき、
かんたんに自信をとりもどせなくなるものです。
なにごとにも集中できないし、気分転換ができません。

ここにいわゆる“人生問題”が現出してくるのです。
大昔から多くの識者、宗教家、哲学者が、この問題と取り組み、今日にいたっています。
これに対する決定的に効果的な方法を、私たちは実は知っているのです。
それが“天風式の瞑想法”であり、“ポジティブな言葉を使う自己暗示法”なんです。

しかし、これを書きながら思いついたことは、ガイ・ウインチ自身はひそかに、
なんらかの瞑想やアファーメーション(自己暗示)の方法を知っているのではないか、
ということです。
しかしふつうの公開レクチャでは、そこまで深く言及しないでおく、
ということかもしれません。
なにしろ、彼はNY大学の心理学のPhDを取得して、
マンハッタンで、クリニックを経営している人ですから。





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真人と凡人


真人と凡人 2017.5.13

真人とは、人生にからまる真理をまなび、それを実践する人です。
凡人はそうでない人です。
もっと具体的にいうと、正しい瞑想を行うと、雑念妄念が払拭されて、
真の我が自覚できて、自分のゆくべき道がみえてくる、というのが、
人生真理の一例です。
どんなに人生に関して難しい哲学や心理を知っていても、
実行しなければ、真人ではありません。

天風塾は、真人になろうという人を求めております。

とくに消極的な感情が心に発生したとき、
ただちに積極的な気持ちに転換できるというのが、
正しい瞑想の結果です。

孔子は、道を知りながら実行しない人を「凡下」とよび、
釈迦は、道を知りながらそれに悖る人を「外道」とよんで、戒めています。

凡下や外道の境地に生きると、いつも病気や悲運に悩まされることになります。

昔から「短気は損気」とか「怒りは身を亡ぼす」などという諺があるのに、
いざとなると、怒りを忍んだり、こらえることができない人が多いのは、
“心の転換”ができないからです。
心の転換ができるようになるためには、心をポジティブに保ついがいにはありません。
心をポジティブにすることで、自己の感情を統御できるのです。

“無礙自在”という仏教のむつかしい言葉がありますが、
これは自分の気持ちをいつでも転換して、
自由にコントロールできる境地をいっています。
これが瞑想によって可能なのです。






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