本の処理に悩む 2015. 10. 15
本の処理に悩む
今年の6月アマゾンが本の買い取りサービスを始めた、と聞きました。
私は、まず「ザンネン!」と思いました。
なぜなら、ちょうど6月ごろ、私は自分の蔵書の処理を完了したところだったからです。
たしかに時代は変わりました。
本を所有することより、読むことが重要になったのです。
個人の蔵書の時代は、終わったのです。
6年前に私は大学を退職してから、ここ6年間というのは、私にとって蔵書処理との格闘の時でした。
まず、大学の図書館で、私の蔵書のうち300冊を保存してくれるという認定を受けました。
私は快哉を叫びました。私のもっていた300冊は、歴史、文学、哲学関係において、他のどこにもない、きわめて貴重な本だと認められたからです。
それらの大半は、私がイギリスで掘堀したものでした。
禅やヨーガの貴重な本もあり、1冊10万から100万円もするものもあります。
しかし、それらの本は大学の図書館に行けば、今も読むことができます。
私は少しも損をしていません。
それから、大手の古本屋にお願いして、大半の蔵書を買ってもらいました。
それでもなお、沢山の本が手元に残り、自宅に持って帰って、今度は、私の書庫の床が、重みで抜け落ちる、という危険が生じました。
現在、やっとそれらの本の処分を終わり、とてもさっぱりした気分にひたっています。
それでも、実はまだ近所の家の6畳の部屋を借りて、そこに何冊かの本が残っています。
11月に、古紙回収に出すつもりです。
もし欲しい人があったら、喜んで無料でさしあげます。
もっとも、もうあまりいい本は残っていません。
でも1冊くらいいい本があるかも。
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