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カリアッパ師のこと 2015.10.27


前回のブログで、今里さんのゴーク村訪問のことを書きましたが、天風先生の恩師のカリアッパ師について知りたいと思う人が、実は多いのではないかと思います。
ところが、カリアッパ師については、ほとんど正確な情報とか、生涯の事跡にかんする記録がないのです。
今里さんによると、カリアッパ師はチベットの王族の一員だそうです。
その可能性は高いと私は思います。

どうして、チベットの王家の人がネパールにきて、インド・ヨーガの道場を開かれたのか?

カリアッパ師は、イギリス王室の招聘によってイギリスに行かれた帰り道、カイロで天風先生と奇跡の邂逅をされた。
カリアッパ師のなにがしかの生涯の記録がのこされているようです。それは首都カトマンズのチベット寺院の中です。
これは今里さんのお孫さんの拓哉さんの得られた情報です。拓哉さんは、前に触れたように、ネパール大学で民俗学を学ばれた方です。ネパール語も英語も堪能な方だから、私は信じています。

チベット寺院に保管されているカリアッパ師の記録は、門外不出の掟によって、私たちには長く神秘のベールに包まれている。
ちなみに、この寺院の中に、カリアッパ師の肖像画があるそうです。ただ若いころのカリアッパ師の姿だそうです。

なぜ、カリアッパ師のような偉大な聖者に関することが秘密裏に密封されているのか?
それはたぶん、
「無名のほうが悟りに近い」
という当地方の文化的信仰に基づくのであろう。

実際、カリアッパ師に関する生涯の細かいことは、大きな問題ではないでしょう。
また、天風先生の修行地ゴークがどんな所かということも、すくなくとも私には重大な関心事ということはありません。
私にとって大切なのは、天風先生の教えの中味です。
ただ、ゴーク村やカリアッパ師について興味はそそられるが、must knowというわけではありません。





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