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官能の啓発


官能の啓発   2016.1.8

緑の誦句集の4つ目に、「官能の啓発」があります。
「官能の啓発」とは、「五感を研く」ということです。
五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。

なぜ、五感をみがく必要があるのでしょう?
それは、認識力を高めるためです。
なぜ、認識力を高める必要があるのでしょう?
それは、外界からいろいろなことを認識し、「心の栄養」をとるためです。
「心の栄養」をとらない人は、その思考の内容が貧弱なものになってしまいます。

誦句「官能の啓発」の、うしろから3行目の「夢寝瞬忽の間」は誤植です。
正しくは「夢寝瞬息の間」(むびしゅんそく)です。
その意味は「夢をみるとき、寝ているとき、眼をまばたく(瞬く)とき、息をするとき」です。
つまり「人生の生きている一瞬一瞬」ということ。

たえず怠りなく、五官を研くように努力しなければならない。
これは、ちょっと難しいと思われるでしょうか?
そんなことはありません。
見たり聞いたりする趣味をもつことで、楽にできます。

五感の中でもとくに「視覚(=見る)」と「聴覚(=聞く)」をみがくのがよいでしょう。
なぜなら、この2つの感覚をとおして、人間は多くのことを外界がら心に受け入れて、栄養にしているからです。

「見る力」を強くするには、視覚をつかう趣味をもつことです。なぜなら、楽しみながら、見る力を養い、認識力が高まるからです。
視覚を使う趣味とは、絵とか書道です。写真をとるのもいい。
あらゆる種類の視覚芸術、ビジュアルアート、に関わると、自然に見る力が高まる。

「聞く力」を高めるには、音楽がいい。
歌をうたうとか、なんらかの楽器を演奏することです。
これは多くの人が趣味として楽しんでいますね。
それはただ楽しいからだけではないのです。
本能的に、それが自己の認識力を強くし、心に栄養がはいってくることを感じ、そこに快感がうまれるからです。








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