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五感をみがく


五感を研く   2016 .1.15  

前回、官能の啓発(五感をみがく)について書きましたが・・・
去年、ハワイで講習をしたあと、ある人から
「日本舞踊は、官能の啓発になりますか?」
という質問をうけました。
答えは「イエス」です。

あらゆる種類の「おどり」とか「ダンス」は、必ず音楽の伴奏をしっかり聞かないと、できません。
だから、おどりは、まちがいなく、「聞く力」をのばします。
さらに、おどりは「体のバランス感覚」をきたえます。
バランス感覚を五感にプラスして、官能を考えてもよい、と私は考えています。

そこで、あらゆる種類のスポーツは、五感(とバランス感覚)をみがくことにつながる、といえます。
なぜなら、あらゆるスポーツは、「見る力」を養います。
戦う相手をしっかqり「見なければ}勝つことができないからです。
とくに球技は、ふつうの視力のほか、動体視力を強くします。

官能の啓発で、もっとも大切なことは、それが心を豊かにするという一大事実です。
心に栄養をあたえるということです。
心の栄養が、思考の元になっているからです。
まったく見えない、聞こえない状態では、心に栄養がなく、思考の作用そのものが行われません。

ヘレン・ケラーの例を思い浮かべる方がいるかもしれませんが・・・
彼女は、主に触覚にたよって生きたひとです。
奇跡の人と呼ばれたりしますが、それはちょっと誇張されすぎです。
その奇跡は、ヘレン・ケラーを献身的に24時間支え介助した、サリバン先生の力に90%依存していると考えるべきです。
現実は・・・日常の情景を見たり、音を聞いたりすることによって、心に栄養があたえられます。そしてはじめて思考がおこなわれるのです。

ですから天風は、五感をみがくことを修行の一つの柱としたのです。

だから、つぎのなにか一つを趣味として楽しんで、五感をみがかれることを、切におすすめします。
1.視覚芸術(絵画、書道、写真、彫刻、陶芸、版画、服飾、染色etc)
2. 音楽(歌、楽器演奏など)
3. スポーツ
4. 舞踊

すでに、そのような趣味をもっている方は、いっそうその道に精進されますよう。







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