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自己陶冶 続き 2016.2.7


自己陶冶 つづき 2016.2. 7

だれでも、この世で人生を生きる以上、かならず、なにごとかの問題に直面する。
なにごともなく、無事に恙なく生きてゆくことは不可能です。
運命の濁流になげこまれることもあります。
また、不幸や病魔のとりこになることもあります。

しかし、そのとき決して悶えたり苦しんではいけません。
また、人生上の困難を恐れてはなりません。
なぜなら、宇宙の摂理はとっても明らかなもので、万象はつねに流転し、その不幸や困難は永久につづくものではないからです。
いいことがあったり、悪いことがあったりするのが人生です。

「万法流転」という仏教のことばがあります。
これは、長い時間のうちには、「すべてのものは、流れるように変化していく」ということ。
「万法」とは「万象」に同じ。

苦しいことは永久には続かない。
喜びもまた同じ。
ですから、今日どんな苦しいことがあっても、辛いことがあっても、それは明日の幸せの前兆(きざし)と思えばいい。

以上のようなことが、誦句「自己陶冶」(緑の誦句集8つめ)の後半に書かれています。
つづいて・・・
私たちは、無限の力をあたえられている。
なぜなら、宇宙霊は無限の力をもっていて、その力を無限にとりいれる力が、人間にはあたえられているからです。
この力を信念して努力すれば、自己の霊に宿っている偉大なものが、天の摂理にあわせて、心の中の悪魔も汚れもうち砕き、私たちは正念の彼岸に達する。
正念とは「正しい考え」すなわち悟りです。
このようにして、人生を悩ます煩悶とか苦患は消滅し、私たちの世界は、ここに新たに甦り、生気躍動する、すばらしい人生があらわれてくる。

以上のようなことが、「自己陶冶」のさいごのほうに述べられています。(緑の誦句集 p24~25)




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