fc2ブログ

信念と奇跡 後半 2016.5.4



信念と奇跡 後半 2016.5.4

自分をつくるのは、自分です。
子供のころは、親がある程度つくってくれるわけですが、大人になると、自分を作るのは自分しかありません。
自分を正しくつくるには、自分を正しく律することです。
これが、自律ということですね。

自律とは、自己暗示の言葉によって、自分の精神を形成することです。
具体的にいえば、誦句の朗唱です。

天風誦句はもっとも普遍性の高いもので、すべての人にあてはまる内容をもっています。
しかし、自分の特有の問題、つまりパーソナルな問題、にたいしては、自分で自分用の誦句をつくるのが望ましいです。

天風誦句は、信念に基づいた連想です。
連想というのは、いろいろなテーマについての誦句がつらなって誦句集をつくっているからです。

「自律基盤の力」というのは、
「自己暗示によって、自己の人生観の基盤(基礎)をつくり、それによって生まれる力」ということです。
誦句によって、自分の考え方の基盤を作るということですね。

天風誦句「信念と奇跡」(緑の誦句集)の後半部分は、(p59)意味の分からない方が多いと思います。
上の説明でご理解ねがいます。
正直申しますと、私自身、長いながい間、この誦句の意味がわからなかった。
しかも、たいして気にもしなかった。

天風先生は、「誦句」といわずに「自律」と言っておられるのです。
なぜでしょう?
先生にとっては、それは自明の理だったからでしょう。
また、先生は、自分の誦句だけを自己暗示の言葉と考えておられない。
それほどまでに、公正な哲学的な考え方をする人だった、と私は思い、頭がさがります。

ここからは、ちょっと余談になりますが・・・
「自律訓練」という心理学の専門語があります。
これが「言葉を使う自己暗示」のことです。
1940年から1960年頃、ドイツを中心に心理療法のために「自己訓練」が盛んに研究されましたが、その後心理学が数量的な(科学的)実証を重んずるあまり、この分野が研究されなくなっています。
哲学的要素を無視しているのです。
心理学は哲学と科学を両立させるべきで、最近の傾向は科学に偏向していると思います。
残念なことです




少し大きい文字
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)