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瞑想は瞬間的なもの


瞑想は瞬間的なもの   2017.1.2

2017年がきました。
年頭に際し、この初春のよろこびに感謝しながら、
次のような“悟りの言葉”を記します。

“正しい瞑想とは、瞬間的なものである”

ほんとうの瞑想の境地というものは、一瞬のものです。
いいかえると、2,3秒です。

天風は、私たちにこう言われました。
「瞑想とか坐禅とよばれる、実我の境地とは、一刹那ですよ」
「一刹那」というのは、2,3秒のことです。

多くの人が瞑想や坐禅に失敗するのは、一つの大きな誤解があるからです。
その誤解とは、30分坐るとすれば、その30分間ずっと“心を空にする”(=無念無想)
という思い込みです。

瞑想は瞬間性のものです。
人はつねに仮の世界である“仮我”に生きるべく運命づけられています。
瞑想の実我に入ったと思ったら、すぐに仮我の世界が私たちを呼び戻そうとする。

「瞑想の実我の境地に没入して、ふつうの世界にもどれなくなったらどうしましょう?」
と聞く人があります。
その答えは
「そんなことは、絶対にありえないのです。
もしあれば、それは、あなたが死んでしまったのです」

生きているかぎり、この現世にすぐに連れ戻そうとする宇宙の力が、
人間には強烈に働いています。
そのため、正しい瞑想である実我境に入ることは、限られた短いものです。
それを繰り返し体験すれば、じゅうぶん長い正しい瞑想となります。





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