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抜刀術と天風のこと


米騒動と天風 2018.2.6

「日本人は周りの人がやっていると知ると、あまり考えずにパッと同じ行動を起こす・・・」
と天風は、日本人の国民性を批評したことがあります。
そのときに
「私は米騒動の先頭に立ったことがありますが、
・・・多くの人が、あまり考えずに飛び込んできたのには、びっくりしましたよ」
と話しています。

米騒動は、何回も起こっています。
その主なものは、
明治23年(1890年)、明治30年(1897年)大正7年(1918年)
の3回ですが、
天風が主導した米騒動というは大正7年(1918年)であろうと、
私は諸般の事情から察して、思います。
その米騒動というのは、
富山から始まっています。
富山産の米を北海道に移出するために、富山の庶民が食べる米がなくなってしまったからです。
民衆の怒りや暴動は米問屋に向けられたのです。
大正7年の米騒動は、全国に広がり、100万の人が参加したといわれます。

大正7年は、米の値段が急激に高騰した年です。
半年で2倍にはねあがっています。
当時の日本人は米を中心とした食事をしていましたから、
それは国民の生死に関わることだったのでしょう。

民衆が米を変えなくて困っているという窮状に対して、
社会正義の感覚にするどく激情家だった天風は、
黙っておれなくて政府に請願運動を起こしたのです。

冒頭に述べた日本人の国民性ですが・・・これは逆の言い方をすると、
「周りの人がやっていないことは、やるべき正しいことであっても、
なかなか実行しないが、周りの人が大勢やっていると、すぐに実行にとりかかる」
ということになります。
私は、瞑想が精神的にも肉体的にもよい影響があるから、
できるだけ多くの人に瞑想の実行をお勧めしているのですが、
いつも同じことを感じて、長嘆息しております。






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