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マンガ 中村天風



講談社が数年前にだした『マンガ 中村天風』という本は、いい本です。
なかなかリアルに絵がかかれています。
マンガといっても、戯画というより、劇画です。
なによりも、「ど迫力」があります。

このマンガをかいた木村直巳という人は、マンガ家というより、すぐれた絵描きです。
練達のペン先するどく、ありありと現実を描き出しています。

ただし、『マンガ 中村天風』には、誤字や伝記的事実についての誤った認識が多くあります。
その主たるものだけを、次に記しておきます。
① 謀報は諜報のまちがい
② 天風先生が修行した場所は、インドではなくネパールで、ゴークという村です。
  ちなみに、この村は釈迦の生誕地にちかい。
③ 妻ヨシとの恋愛はフィクションである。

上記のような誤りは、天風会出版の本の通弊ですが・・・
それでもこの『マンガ 中村天風』は、天風の一生を知るに恰好の作品です。
そもそも、天風の生涯のくわしい正確な事実など知る必要は私はないと考えます。
知るべきは、天風の創案した、多くの修養の実践的な方法ではないでしょうか。



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