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潜在意識の改善 つづき


天風メソッド⑧

潜在意識の改善 つづき 2018.6.13

寝床についてすぐに眠れるような人は、比較的健康な人です。
そのような人は、この方法はあまり必要がありません。
ただ、夜の帳が降りて寝るまでの間、とくに心に愛の情を豊かにして、
平穏な時間をすごすように心がけるといい。とりわけ人と激しい口論をしないことです。
また、眠るまえに瞑想ができれば、ぜひ実践すべきです。
そのあと、暗示の誦句をとなえて、自分の心を励まし鼓舞するとさらにいいでしょう。

天風はネパールの山奥のヨーガ村で、日が沈むと、
それまで喧嘩していた人たちが急にそれをやめるところをなんどか嘱目して、
その理由をたずねたところ、
「夜になってから喧嘩していると、悪魔が出てきて、人にわるさをするんだよ」
と聞かされました。天風はそのとき「なんだか迷信のような考え方だな」と思ったそうですが、
帰国してから深層心理学の本などを読んで、
夜に抱く気持ちは昼間より潜在意識に大きな影響を与えることを知り、
眠るまえの気持ちを大切にするようになったそうです。

天風はつぎのようなことを言っています。
「人は、その心に愛と誠という至純至聖のものを満たすとき、生命の全体が神格化する。
だから、自分の心のなかに、なにものをも憎まない愛の情を豊かにすることにつとめよう。
とくに昼の光が濃紫に帳のかげにその姿をかくす夜となれば、いっそうこの心がけに精進しよう。
それは夜の世界は、人の命が宇宙霊の力と結び合う尊い時であると同時に、
心なく生きる人を向下へと堕とす悪魔の跳梁する、心ゆるすまじき時だから」

この天風の言葉は、潜在意識の改善を念頭に置いてのべたものです。




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