瞑想について
天風メソッド 13
瞑想について
いかなる瞑想であれ、もし心が深い静けさを味わうことができた場合には、
ある程度の瞑想ができていると考えられます。
T.M.瞑想
呼吸瞑想
禅宗の只管打座
上記の3つの瞑想法では、心がほんとうに静かになれば、
瞑想の目的をある程度は達しうるのです。
しかし、稀有な宗教的な才能のある人にしか、
瞑想の境地に到達できないものです。
普通の人にはとてもムリです。
なぜなら、途方もなく長い時間を必要とするか、
あるいは瞑想の境地を正しく把握できないのからです。
ところが、天風式瞑想法では、忙しい現代人にでも、
またいかなる下根の人と言えども、
深い静寂感が容易に会得できます。
しかも、短時間の実践で、正しい瞑想の状態を把握できるのです。
なぜなら、天風式瞑想法は瞑想に入る前に、
きわめて効果的で容易な集中の方法を行うからです。
また、優れた集中が得られので、
そのあと“シーンとした深い静寂感”を会得できるのです。
いかなる集中行もしないで、深い静寂感を得るというのは、
普通の人にとっては至難の業です。
この深い静寂感を禅では「空」と呼ぶのですが、
「無」と呼ぶ僧もいます。
空と無はほとんど同じ意味ですが・・・
「空」は絶対的なひびきをもっており、「無」は相対的です。
なぜなら、「無」は「有」の相対語だからです。
空には相対する語がありません。
「空」は絶対的なもので、
「有」とか「無」の区別を超越した意味合いをもっています。
それで「空」という言葉がよく使われるのです。
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