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天風は右翼ではない



5月21日 (2014年)

天風の教えは、宗教ではありません。
もし天風の教えが、一つの振興宗教ならば、宇宙霊を唯一絶対の
実在としたでしょう。
そして、神仏や他の宗教をすべて否定したはずです。
天風のおしえはそうではありません。
天風はこう言っています。
「クリスチャンはクリスチャンのままでいいんだよ。仏教を信ずる人も、
そのままでいい。私の教えを学んで、もっとよいクリスチャンになりなさい。
よりすぐれた仏教徒になりなさい。なぜなら、私の教えは、だれにとっても
絶対に大切なこと――心を強くするための実践方法――を教えているんだからね」

また、天風先生は右翼ではありません。
天風が頭山満を師とあおいでいたので、そういう誤解が生じたのかもしれません。
私が、2・26事件と天風とのかかわりについて、「湧くわく本心塾」の冊子に、小文を書いたのは、天風は右翼だという誤解をとくためでした。
天風は、北一輝の国家社会主義に近い考えをもっていました。
それは現在の日本の民主主義の原型をなすもので、天皇をひとりの人間としてとらえる
ものです。
天皇を神とあがめる当時の軍国主義にとって、それは危険思想だったのです。
天風は、すべての人は平等だ、という強い信念をもっておられた。
頭山満も右翼とは、いいきれない人です。
頭山満は、板垣退助の「自由民権運動」に共鳴して、政治をこころざした人です。
そして、中国の民主主義革命をたすけ、インドの独立運動を支援した人でした。

ただ、頭山満も天風も、日本の左翼的知識人とは真逆で、心を大切にした人で、
マルクスの唯物論はまちがいだ、と考えていました。
その点で左翼とはまっこうから対立する立場と考えられました。
それで天風を右翼と誤解する人がいるのかもしれません。










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