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私の病気大権(2) 2014.11.6



このブログは前回(1)のつづきです。
「潜在意識の改善」(=観念要素の更改)をする初心者は、眠るまえに楽しいこと、嬉しいことなら、どんなことを思ったり考えたりしていい、というのが、天風先生の指導法です。
たとえば隣家にすむ奥さんが、美しく魅力的な人なら、その人のことを思うのもよし、と先生は、そんな際どいことまで言われたものです。

「潜在意識の改善」のもうひとつのコツは、一つのことをあれこれ考えるのではなく、いろいろな楽しいことを、少しずつ「連想」していく、ということです。
「潜在意識の改善」は別名、「連想行」ともいわれます。
なぜなら、一つのことを思い続けると、かならずそのことのマイナス面も思い浮かんでくるからです。実際、人生のいかなる事象も、明るい面と暗い面をもっているものです。

天風先生から潜在意識の改善を教えられた夜から、私は真剣に、ポジティブなこと、明るいこと、うれしいことを。くりかえし連想したものです。ベッドの中で楽しいことを思いついては、頬がゆるみ微笑を浮かべたものです。
この連想行にはたいへんな効果があり、次の日の朝は見える世界が、希望でバラ色に輝いていました。

私は特に自分の人生の未来に明るい空想をくりひろげました。たとえば、楽しい友人ができて語らいあっている場面とか、英会話をマスターして外国人と話しているところとか、外国を旅して元気に街を歩いている場面とか、英語教師になって愉快に学生に教えている自分のすがたとか・・・
(私は大学で英語を専攻し、英語教師になるのが夢でした。そして、できれば詩人か小説家になりたいと)

そのころの私の病気は、今なら「うつ病」のようなものでした。もし精神科にいっていたら、「どうも気分がユーウツなんです」と医者に言ったでしょう。そうすれば、「うつ病」と診断されるのが、今では常識です。そして副作用のきつい劇薬をのまされたでしょう。
しかし、天風先生から「潜在意識の改善」を教えてもらったおかげで、ユーウツな気分が晴々とし、1か月もすればすっかり健康をとりもどしました。そして私は復学できたのです。

私は、さらにもっと体をきたえ、心をみがきたいと思ったので、夏の修練会に参加しました。場所は大阪の大宝小学校の講堂でした。約200名の参加者がありました。
直接天風先生の瞑想の指導を受け、体操と呼吸法を習いました。修練会は2週間ありました。いつでも胃腸の調子を気にしていた私は、たちまちそんなことを忘れて、自分の体力に自信がうまれてきました。

瞑想だけは、完全な会得ができませんでしたが・・・それでも「心を静かにする」という効果はあったと思います。

夏の修練会でいちばん効果のあったのは、「ことばを使う自己暗示」つまり誦句の暗唱です。
(『天風誦句集(一)』天風会出版、1000円)

2週間の修練会で、誦句集をぜんぶ暗記しました。
その効果は驚異的なもので、あんなに消極的だった私が、自分の人生を考えるとき、不安や恐れを感じることなく、未来を楽観できました。しかも学業は、いいかげんにやっていても、単位をおとす心配もなく、英語のクラスでは満点をとって、教師から「君がトップだよ」といわれました。

もっとも、私には、いい点をとることは目標ではなく、60点の及第点をとることが目標でした。なぜなら、当時は就職するときに、大学での成績は問題ではなかったからです。
単語一つおぼえる気力のなかった以前の私を思えば、なんという違いでしょう。健康を回復してからは、一日に100や200の単語を記憶することさえできるようになったものです。(つづく)




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