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マインドフルネスについて 2014.11.13


マインドフルネスという瞑想の一種が、さいきん巷間で行われています。
これは呼吸に集中するのが特徴です。
しかし、呼吸のような漠然としたものでは、正しい集中は不可です。やはり天風式瞑想のように、もっとはっきりしたものを対象にして集中すると、うまくいくのです。

黒い点をみつめる、とか、お鈴の音やブザーの音をきくと、集中が容易でうまくいきます。
黒い点は、もっとも単純な図形だから集中が完全にできる。また、ブザーの音はもっとも単純な音声ですから、集中が容易で完全になるのです。これが天風が発見した重要な方法なのです。

マインドフルネスは瞑想でないと、テレビで指導者のひとりが話していました。
これはまちがいです。
あきらかに瞑想の一種であり、呼吸に集中するという方法は、昔から禅宗でもちいられていました。
数息法(すそくほう)とよばれているものです。息を数えながら集中をはかるというのは、なかなかうまくいきません。
最近はすたれています。

マインドフルネスは英米ではじまり、ヨーガや禅をヒントにしてつくられたものです。
ウツ病などに効く心理療法としてひろがりました。
禅堂でおこなわれる参禅のような難行ではなく、気楽に日常的に瞑想をおこなうという、マインドフルネスのようなものは、傾向としては、容易で実際的で、私は賛成です。

マインドフルネスは、「有心」と訳せます。
「無心」の反対ですね。
これが瞑想の本質をあらわしているのです。
つまり、瞑想とは「無心をとして有心にいたる」ということですから。
もっと説明的にいえば、瞑想の状態とは、雑念の心を無にして、本当の心が有る状態だからです。

これとよく似た表現は、
「我有って、我無し」です。
天風先生は、瞑想に入るとき、
「我有って、我無しの気持ちになれ」と言われたものです。
説明的にいえば「本当の我になって、雑念の我を捨てよ」ということです。





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