fc2ブログ

心の開拓・現代訳


心の開拓(1)

世の人の多くは、自分の理性心や本能心を、
自分の心のぜんぶだと、思っている。そして、
霊性心のあることを知らずにいる。

そのため、真我のもつ霊性心の
偉大な力を発揮せずにいる。
霊性心というのは、本心良心のことである。

私たちは、瞑想を実行して、この霊性心を発揮しよう。
理性心や本能心にだけ頼っていると、
人生をまちがえるからである。

(緑の天風誦句集「心の開拓」の前半部分の現代訳)

天風先生は、人間の心を3つに分析されました。
それが、
本能心
理性心
霊性心
です。
この3つは、人生に生きていく上で、すべて大切なものです。
本能心というは、食欲、睡眠欲、性欲にかかわる心です。

これらの欲望をおさえてはいけない、と天風は言われた。
カントや西田幾多郎のような哲学者も、自然な欲望をおさえるな、と言っています。
理性心というのは、科学的に客観的に物を考えて判断するときに出てくる心です。
これも大切なものです。しかし、理性心は進歩し変化します。昨日正しいと判断したことが、
今日はまちがっているということがあります。
ですから、大切な決断は霊性心で行うべきです。

霊性心は良心本心のことですから、絶対的に正しい判断をするからです。
また理性心に、いつも判断をゆだねようとすると、しばしば本能心とぶっつかり、
それが心の葛藤となり、悩み苦しむことになります。
たとえば、あまり甘いお菓子をたべると健康によくない、と理性は判断しますが、
食欲という本能は、食べずにおれない、と主張します。すると心の葛藤がうまれ、悩むのです。

理性と霊性は使い分けしなければなりません。
霊性が尊いからといって、科学的な研究とか、機械装置の工夫をしているときは、
理性を大いに働かせねばなりません。
しかし、人生の大きな選択をするとき、いくら科学的に考えても判断がつかないときがあります。
人生の大きな岐路では、霊性を発揮して決断するのがいいのです。





少し大きい文字
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)