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天風と王陽明 2014.2.20


天風と王陽明  2014.2.20 ブログ

天風は多くの思想・哲学・宗教を勉強しました。
たいへんな読書家で、自宅には書庫があり、膨大な書籍を蒐集していました。しかし、読書のしかたはふつうではなく、自分に関心のある部分をさっと読んで、あとはその本は書庫へいれてしまうので(しかも、メモもあまり取りませんので)、天風の講話にでてくる引用は、かならずしも正確ではありませんでした。しかし、天風はそのようなことは、あまり意に介しませんでした。

それらの天風が読んだ思想家のなかで、とくに中国の哲学者、王陽明は天風に大きな影響をあたえています。
王陽明と天風哲学との共通点はたくさんあります。
なぜでしょう?
天風は頭山満の薫陶を受けて育ちましたが、頭山は王陽明の思想の流れをくんだ人だからです。
頭山は西郷隆盛も思想や信条を受けついだ人ですが、西郷は陽明におおくを学んでいます。
王陽明に学んだ幕末の志士は、西郷隆盛だけではなく、ほとんどの志士は(とくに尊王攘夷を旗印に活動した志士は)、王陽明を勉強したようです。たとえば、
吉田松陰
高杉晋作
勝海舟

天風哲学と王陽明の共通点は、次のような内容です。
1. 儒教は仏教を攻撃したものですが、陽明は仏教にも関心があり、とくに禅をまなんだ。天風も禅を学んだ。
2. 仕事の上で自己を練磨せよ。これは出家の否定です。
3. 心には、善悪を判断する心(理性)と善悪をこえて行動する意志(霊性)の2つがある。
4. 身分の上下をあまり問題としない。天風は平等主義者だった。
5. 欲望の肯定。
6. 知行合一。知識と行動を一致させよ。









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