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昔の天風会の仲間 2015.6.3



先日、昔の天風会の仲間が集まって、酒をのむ機会がありました。
仲間の一人に、東京のある大学の名誉教授で、フランス語の専門家がおりました。
彼は著名な作家でもあるので、ここでは名前を伏せます。
彼は天風会にも私といっしょに行き、大学でもクラスをともにした人です。

その席で、彼は私にこう言いました。
「私は天風先生の教えを受けて以来、50年以上も、安定打坐密法を実践してきた。
毎日1時間くらいもやるね。
それが私の今日をつくってくれた。
ありがたい、とつくづく思うよ。
だけど天風先生の教えを人に伝えようとは、とても思えないね。
なぜなら、天風先生の教えは、あまりに高級で価値の高いもので、一般の人には、ぜったいに理解できないんだよ。
沢井君が本を書いたり、教えたりしていることには頭がさがるね。
だけど、おれにはできないね。
豚に真珠をあたえるようなものだ、と思ってね」

これを聞いたときの、私のショックは大きかった。
そのあと彼とは激論になった。
なぜなら、正直言うと、私自身がしばしば、彼と同じ感懐をもつからです。

さて、先日私の塾に、ひとりの高齢なご婦人が、熊本からはるばるみえました。
私の「やさしい瞑想法」の本をもってこられました。
立派な家庭の育ちで、教養もある方です。

ご婦人は、こう言われました。
「私は長い人生でいろいろ苦労もありました。
主人が10年前に亡くなり、以来、子供もなく、ひとり暮らしをしています。
残る晩年を、心静かに安心して生きたいと願っております。
いままで、いろいろな新興宗教などにも入ってみました。
キリスト教や仏教のお話もたくさん聞いてみました。
しかし、どれも私の気持ちにピッタリ来ないのです。
ところが去年、沢井先生の『やさしい瞑想法』を読んで、私が求めていた安心はここにあると思いました。
毎日この本を読んでいます。
瞑想以外に、私を救ってくれるものはありません。
どうか今日は直接、私に天風式の瞑想を教えてください」

このような人を前にして、天風先生の教えが、豚に真珠などとは、私には思えませんでした。



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コメント

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はじめまして

>50年以上も、安定打坐密法を実践してきた。

ということはこの方はもう悟られたのでしょうか。

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